はまぞうクラウド 浜松|社内PCを仮想化 「シンクライアント」技術

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こんにちは、ネットワークソリューション事業部です。


はまぞうクラウド 浜松|社内PCを仮想化 「シンクライアント」技術

最近益々加速し始めている

シンクライアント

という技術をご存じでしょうか?


”シンクライアント”とは、

薄い、少ない」という意味を持つ「Thin(シン)

     

機能や情報の提供を受ける「Client(クライアント)」

から成り立っているのですが、

処理をすべてサーバー側で行わせ、

端末側は最小限の機能を持つ端末を利用することです。


通常、

使用するソフトウェアは各PCにインストールして使用しますが、

企業で使用する際に、

  ・社員の増加等でPCを用意するのに各種設定が面倒

  ・勝手にソフトウェアをインストールされて管理しきれない

  ・ソフトウェアのアップデートがされているか把握しきれない



管理面” や ”セキュリティ面” で色々問題が出てきます。

そこで、

これらを解決する技術が”シンクライアント”と呼ばれているものです。


一言で”シンクライアント”と言っても方法は様々で、

ネットワークブート型
サーバーに保存したイメージファイルを、端末がネットワーク経由でダウンロードして、OSやアプリケーションを実行します。
端末のCPUとメモリーを使うため、利用している感覚は通常のPCと変わりませんし、周辺デバイスも利用できます。
WindowsだけでなくLinuxにも対応が可能で、複数のユーザーで共同利用もできます。
欠点は、起動のたびにネットワークに大量のトラフィックが流れる点です。
高速なネットワークを用意しないと、起動に時間がかかってしまいますので、会社の外などからアクセスするような構成には向きません。

画面転送型
画面転送型は、OSやアプリケーションをサーバー側で実行し、画面出力を端末に転送する方式です。
サーバーと端末は、画面情報と操作情報だけをやり取りします。
画面情報はイメージファイルに比べれば圧倒的にサイズが小さいので、外出先からリモートアクセスするような使い方も可能です。



さらに、

画面転送型は以下の3つのタイプに分類できます。


サーバーベース方式
サーバーにアプリケーションをインストールし、複数のユーザーで共同利用します。
アプリケーションが、マルチユーザーアクセスに対応している必要があります。
CPUやメモリーを共有しているので、利用者の誰かが重い処理を動かすと、同時アクセスしている他の利用者にも影響を与えてしまいます。


ブレードPC方式
それぞれのユーザーに「ブレードPC」と呼ぶ物理PCを割り当てる方式です。
利用者は、自らに紐づけられたブレードPCをネットワーク経由で操作します。
1人のユーザーが、CPUやメモリーを独占できるので、アプリケーションの制約や、他の利用者の影響を免れられます。
ただし、基本的にユーザーの分だけ、ブレードPCを用意する必要があるため、コストがかかります。

VDI(Virtual Desktop Infrastructure)方式
サーバーベース方式とブレードPC方式のメリットを兼ね備えるのがVDIです。
ブレードPC方式と同様、ユーザー単位でPCを用意しますが、割り当てるのは仮想マシンです。
1台の物理サーバーに複数台の仮想マシンを集約できますから、ハードウェアコストがブレードPCほど大きくありません。
アプリケーションが制限されることも、他ユーザーの影響を受けることもありません。


その中で、

現在主流となっているのはVDI方式です。

VDIには、

ヴイエムウェア「VMware Horizon View

シトリックスシステムズ「Citrix XenDesktop

マイクロソフト「Microsoft VDI

などがあります。


シンクライアント環境で通常のPCを使用してしまうと、

サーバー上の仮想クライアントOSと、

クライアント端末上のクライアントOSの二重管理が必要となるので、

管理コストが増えてしまいます。

そこで、

シンクライアント環境では、

シンクライアント専用の端末が使われます。


シンクライアント専用端末の特長
・リソースを最小限に抑えられる為、省スペースで低電力なデバイスが多い
・搭載OSは不要なサービスやモジュールが削除されている為、起動が早い
・OSの書き込み制限機能により、OSの変更やデータの保存が抑制可能


最後に、

VDIを導入する際のメリット・デメリットですが、


メリット
・PCのセットアップ作業を軽減できる
・VDIを導入すると、PCの配布作業が楽になります。
・VDIの場合、新しいデスクトップを用意するのは簡単です。
 新しい仮想マシンを立ち上げるだけです。
・セキュリティ対策を徹底できます。

デメリット
・システム障害のインパクトが大きくなります。
・ネットワークインフラの重要性が増します。
・コミュニケーションをとりづらくなる可能性もあります。


如何でしたしょうか?

ご興味ございましたら一度ご検討されては如何でしょうか?



弊社では 「情報セキュリティ対策支援」サービスを行っております。
お問合せはこちらから
株式会社シーポイント ネットワークソリューション事業部



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